■学校周辺の様子
 本地域は、広島市旧市街地の北側に隣接し、古くから旧祇園町を中心として栄えたが、昭和18年に長束村・山本村・原村・祇園町が合併して広範囲な祇園町が誕生した。さらに、昭和47年8月に広島市に合併して現在に至っている。

 安佐南区長束地区は、区内での最南端に位置し、昭和40年に改修工事の完了した太田川放水路をはさんで広島市街と隣接している。古くから近郊農村としての様相があって田畑が多く、農村地帯として静かなたたずまいを見せていた。

 しかし昭和35年頃から、その田畑が埋め立てられて宅地化が進み住宅が密集し始め、今ではほとんどの農耕地が姿を消した。また、西側のなだらかな部分が削られて、祇園ヶ丘・竜王・新庄などの住宅団地が造成された。